1998

公開した後に書き足すことが多々あります。

『アルプスの少女ハイジ』感想 1-5話

ようやく『アルプスの少女ハイジ』を見始めたので記録付け始める。

 

1話

 OPのハイジとペーターが手を繋いでくるくる回っている時のペーターの表情がたまらない。

 子どもの頃は、デーテのような女性が悪い人に見えていただろうけど、今は彼女の苦労が手に取るように分かるし、おじいさんを責める気持ちも分かる。ハイジを預けなくてはならないのは彼女のせいじゃないなというところまで今の私は分かってしまう………

 ハイジが服を脱いで駆けていくところは、『かぐや姫の物語』と似ているけれど、感情は真逆なのだなと思った。

 

2話

 『パンダコパンダ』を長く見てきたせいなのか、声優が同じ人だからなのか、ハイジの声がミミ子にしか聞こえない。笑い方とかもミミ子そっくり。ミミ子も動物のマネするし。2話にもデーテが出てくると思わなかった。デーテの苦しみも取りこぼされていない気がして良い。脚本家が良いのか、高畑の意図なのかどっちなのだろう。ハイジ出来過ぎているので、主人公としてはアンの方が可愛い。

 

3話

 夕日のシーンが綺麗で感動的だった後のしおれた花の対比が残酷ですごい。綺麗な花のままにしないのがとても高畑らしい気が。ハイジが帰ってきたシーンのおじいさんのロングショット、薪わりの音と動作がずれてたと思う笑。エンディングのハイジとペーターも可愛い。

 

4話

 小鳥のぴっちーを育てるハイジ。小鳥を旨そうと言うペーター。女の子はこんな風に母性のある存在として描かれるのかーと思いつつ、ヤギの世話をずーっとしているのはペーターだよなと思いつつ、ゆきやぴっちーとひとつに愛着を持つハイジとたくさんを世話するペーターはやはりハイジの方が母性的なものを感じさせるな。

 アンが小鳥を持って帰ってきたら、マリラはおじいさんのような反応じゃないだろうな。ペーター毎日ヤギの世話をしながら、山で一人で過ごしてきたんだもんね、ハイジが山に来なかったらさびしいよね。

 

5話

 不機嫌になるペーターが可愛い。鷹に襲われたり、ヤギがいなくなって霧までかかったり大変だな。マリラにとってアンが大切な存在になるまでと比べると、おじいさんにとってハイジが大切な存在になるのは随分早いな。ここまであまりおじいさんとハイジの関係はあんまり描かれてない気がするのだが。と考えると、アンとマリラの関係は丁寧に描かれていたのかも。ハイジとペーターが手を繋いで走ることや丸太の橋なんかはその後の高畑作品にも見られる。デーテはハイジを大切に思っているんだな。