1998

公開した後に書き足すことが多々あります。

『アルプスの少女ハイジ』感想 31-35話

 

31話

 クララのおばあさんが去ってしまう回。クララとハイジのために、おばあさんは花嫁さんごっこを企画するのだが、花嫁になるのはクララだけで、ハイジはクララの傍にいる人だった。花婿役の人が用意されるわけでもない。ごっこ遊びといえど、一人で花嫁になれ、それを人々にお祝いしてもらえている姿はなかなかに良いものがあったと思う。クララは「私は花嫁になれない」とこぼすのだけど、歩けないと花嫁になれないの?クララの家って金持ちだから、花嫁になることはできそうだが。

 ロッテンマイヤーさんが言う「立派な婦人」ってなんだろ。

 

32話

 久々の山の映像だ。ハイジがいなくなったら「死んじゃう」と言うクララに、次回予告で「死ぬほど苦しんでいる」と言われているハイジ。泥沼じゃん。どちらも可哀想だなあ。絵の前でヤギやヨーゼフの真似をして遊ぶハイジを見ると、具体的な事物や真似ることが山を想起することにも、気分を上げることにも重要なのかなと思う。

 

33話

 夜の山の様子が物悲しくて、ハイジが可哀想で可哀想で仕方なかった。「どうして足がこんなに冷たいの?」。ハイジは夢遊病になって、幽霊になって、その責任はロッテンマイヤーさんにあるんだなあ。家にいない父親はロッテンマイヤーさんを責める資格はないと思うけどなあ。やっと山に帰れるんだ!

 

34話

 あー良かった、良かった。山に帰ることができて。おじいさんもペーターのおばあさんも嬉しいだろうなあ。おじいさんに抱きしめられて泣いてるハイジを見ると、どれだけ山に帰りたかったか分かるよ。山で駆け回っているハイジがやっぱり好きだ。

 

35話

 32話から毎回泣いている気がする。子どもが嬉しくてなくってよっぽどのことだよなあ。おじいさんに抱きしめられ、ペーターと手をつないで跳ね、ヨーゼフについて回られ、ヤギたちになめられるハイジを見ることができて、本当に良かった。喜ぶペーターがかわいいし、ハイジに干し草をかぶせるおじいさんもかわいい。ハイジのことがどんなに大切で、帰って来てほしいと願っていても、ハイジのベッドを片付けるのがおじいさんなんだよなあ。

 フランクフルトの食べ物もハイジには合わなかったのか。そういえば、料理やデザートにおいしいと感嘆している様子なかったかもしれない。ハイジはおいしいと喜んでいる様子がすぐ浮かぶキャラクターな気がするのに。