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41話 お医者さまの約束
木のバケツが転がったところすごいな。ハイジにも見ている者にも山の斜面がどれほど危険かを分からせてしまう手腕。ハイジの言う通り、クララは普段二階に住んでいるから、車椅子で不自由なく動き回っているわけじゃないんだよなあ。限られた、小さな空間しか移動しない。それでも山に来たら大変だろうけど。
ハイジはときどきペーターの扱いが雑になるし、何かを決める時におじいさんの力を当てにしているような。今回だって、おじいさんがハイジの望むことを叶えてやりたいと思っているだろうと分かって、言ってるよな、と。しっかりしているように見えるけど、愛されているものの傲慢さ・わがままさをハイジからは感じる。子どもの健全さかもしれないが。
42話 クララとの再会
『赤毛のアン』の時も思ったけど、少女二人の友情や再会がかなりロマンチックなんだよな。クララもハイジも瞳をうるうるさせて見つめ合っていた。おじいさんとロッテンマイヤーさんの関わり絶対面白い。楽しみにしてた。ロッテンマイヤーさんがペーターにおどろいた時の表情が『パンダコパンダ』でミミ子の家にやってきたサーカスの人と一緒だった。そういえば、ロッテンマイヤーさんは動物苦手だったな、これも楽しみだな。
43話 クララの願い
ロッテンマイヤーさんの反応がいちいち大きくて笑ってしまう。が、もう少し奥行きのある人物にできなかったものかな。頑固で、感情的、としか形容されない感じがある。ロッテンマイヤーさんのような心配って、心配される側にとってはかなり負担だったり、鎖のように感じるんだよなあ。大事にしていると言いつつ、みくびっている感じ。
ハイジが山の牧場に行かないと分かって怒っていたのに、クララとハイジの分の花を摘んで帰ってくるペーターかわいい。おじいさん、お疲れ様です、としか言えない。クララ抱えて梯子上ってた。
44話 小さな計画
クララが山に来てから、面白い部分を担っているのは絶対ロッテンマイヤーさん。おばさんって呼ばれて、ヤギに囲まれるだろうな~と思っていたら本当にそうなった。今回はロッテンマイヤーさんの足の物語だったな。普段履いているヒールの靴からペーターのお母さんの靴へ、最後は裸足になって、タイツはぼろぼろに。ロッテンマイヤーさんってよく刺繍しているし、よく居眠りしている。「ペーターさん」か良いな。
45話 山の子たち
「迷惑」をかけているって考えるのは嫌だな。たくさん助けてもらっているのは事実としても。クララを助けることはフランクフルトの大人たちにとって仕事なのに対して、ペーター、ハイジ、おじいさんがクララを助けることは「善意」だものなあ。でも「迷惑」とは捉えてほしくないな。
46話 クララのしあわせ
ハイジたちの生きる時代、女性がズボンを履くことはどんな感じだったのだろう。クララもロッテンマイヤーさんも忌避していたから気になる。ペーター、やさしいし、学校の勉強はあまりできないが、クララを運ぶための椅子を頑丈に作ることができるんだなあ。ロッテンマイヤーさんの使命感がすごい。彼女がただ嫌な人物として描かれていないところが良い。今回はクララが語る少女だった。
虹が出るシーン、最初にロングショットで虹の断片を横移動で映して、その後に超ロングショットで虹全体を映していて、こうやって見せるのか、と思った。最初に虹全体を映す超ロングショット来るかなと思った。